月別アーカイブ: 10月 2022

秋晴れ

昼夜の気温差が激しい

秋空

アドグル美術館見学(2022第2回)

学部の1・2年生と第2回の美術館見学を行った。今回は六本木地区の21_21 Design Sightのクリスト展と国立新美術館の李禹煥個展のダブルヘッダーだった。パリの凱旋門を布で覆う13日間のプロジェクトはそもそもなぜこんな事を始めたのかと若い学生たちの意見が有って面白い。

その後、自由に李禹煥個展を見て回った。関係項シリーズはスケールも大きい立体で現代アートの醍醐味を感じることができたし、150号クラスが連発の平面作品も最近の制作も含めてこれでもかという迫力がありがっちりと心身とも心地の良い疲労を感じたイベントだった。

作品11

ロベール・ドローネー

安納芋

種子島産、蒸して食べると皮の辺りがクセが無くて美味である。

仮置き

学部生の新たなプロジェクト、始める事に意味がある。

ひろしま美術館

前日に引き続いて広島の中心に位置するひろしま美術館で「ヨシタケシンスケかもしれない」展を見学した。大人も楽しめる絵本作家として老若男女、子供たちも多く普段とは違う美術館見学となったが、生原稿の緻密さには感心するばかり。

一般展示も充実していて、フラットで円形のデザインは見やすい。ポーラ美術館に多くのピカソの作品を貸し出し中だが、西洋画や立体も充実していてバランスの良い美術館である。

倉敷・大原美術館

前から行ってみたかった日本を代表する美術館を見学できた。JR倉敷駅から10分くらい歩くと美観地区が現れる。ようやく、一般の観光客も戻ってきたようだが、平日なので比較的空いていた。

大原美術館内は写真撮影は禁止で外観しか撮れない。以前、NHK日曜美術館で紹介されていたので大まかなイメージは捉えられていた。絵画だけでなく、中国を中心とした古美術、仏像、そして民芸関連の鉢や茶碗などが印象的だった。記念にミロとルソーの絵葉書を求めた。

見学後、翌日のひろしま美術館のために呉の知人宅へ移動。初めて訪れた、海上自衛隊、鉄鋼、造船の街だが次第に産業構造の変化の波を受けているそうだ。日暮れ前に美しい海と空を見ることができた。

作品10

Composition (作曲), Kandinsky

ピカソ、リヒター、龍興

雨のポーラ美術館でピカソ展を見ることができた。思えば、絵画のピカソ展は初めてかもしれない。彫刻の森美術館、ヨックモック美術館は常設でピカソの展示はあるが、立体や陶器が主だから。いえば、世界中の主要美術館に収納される多作家ということだ。

青の時代とそれ以降で作風がどんどん変わる、バルセロナ、マドリード、パリ、南仏などを移転し、多くの女性と恋をする。エネルギーの塊のような人だ。

その後、見たかったゲルハルト・リヒター、難波田龍起、ヘレン・フランケンサラー、白髪一雄などの大画面絵画を見ることができた。絵画は号数で価格が上がっていくということが今までは納得いかない部分もあったが、改めて大画面の絵は構図も制作も小さな画面に比べて本当に大変だと感じた。昨日岡田美術館で見た、加山又三など日本画の屏風画も大作で見どころは大きい。