誰がなんと言おうと火星大接近を見たくて満天の夜空が見られるところまで来た。写真がうまく撮れない分肉眼で天空を鑑賞する。
月も煌々と照っていた。
もう死語なのかもしれないが、仕事のやり方を表現するのにしっくりする。サラリーマン時代は複数の仕事を同時進行するマルチタスクが大して苦にもならずこなせていたが、最近は処理能力が低下したせいかそれはしんどい。今は、一つ一つの仕事をその都度やりきるシングルタスクに変わった。
効率的に時間を節約するためにマルチタスクを愛好していたものの、今は却って短期記憶能力の低下により精度が落ちて非効率になってきた。今後は、多少余分な時間がかかってもその場は一つの仕事しかしない(できない)方がまだましだ。
ガソリンスタンドが暇そうだ。特に、セルフでなくフルサービスの店舗は朝から店員が手持無沙汰そうに外で待っている姿が目立つ。そういう自分も、満タンではなく一定の金額までしか給油しないようになった。
その上、猛暑と人手不足であるこのままだと更に経営が厳しくなるか。
宮城県の高校野球の予選結果を見ていたら、「仙台城南」とか「東北生文大」など全く知らない高校名が出てきた。調べてみると、前からあった私大の系列高校で、大学の名前をあえて付けていないケースと逆に大学の付属をアピールしている場合がある。
18歳人口が減少していく中で、大学も高校生の確保が問われているが、高校の系列化はさらに進むだろう。その影響もあり長い間親しまれてきた校名も変更となる。勿論高校の名称だけでなく、そのあり方そのものも変化していくわけだ。
珍しく膝を擦りむいてしまったが、現代にはこのような新たな絆創膏が開発されていた。かさぶたを作らない治癒法だ。各メーカーから色々商品化されているようだ。
密閉しているので貼ったまま風呂に入ることもできるし、数日貼っていたらスムーズに治癒していくのがよく分かる。小さな子供がいる家庭には必需品だろうね、便利な時代になったと感心した。
大学のランチセミナーで同僚の先生がピケティ教授の「21世紀の資本」についてそのさわりを紹介した。これに触発されて撮り貯めていたNHKのピケティ教授の講義ビデオを再び見始めた。
稀代の天才学者の講義は濃厚だが流れはシンプルで分かりやすい。長期のビックデータを緻密に分析する汗を掻くアプローチと、様々な時代の小説などを引用する一般教養の深さ、そして未来への提言と、硬い専門書が未曾有の大ヒットを達成した。
あの分厚い本を見返すより、教授の講義を聴いた方が現実的だ。聞き逃せない内容が詰まっているので集中力は必要だけどね。