中国出張に当たって羽田から関空経由で行くことになった。東京に住んでいても海外に行くのは結構面倒だ。たまたま羽田へのアクセスが悪いので、電車やバスを乗り継がないといけない、その上で早朝の国内便で関空まで行きようやく目的地行きの飛行機に乗ることが出来る。成田の場合も、ほとんど小旅行といってよいほどの成田エクスプレスないし渋滞のリスクのあるリムジンバスを利用しなければならない。
翻って考えるにほとんどの海外の出張先は両空港よりも交通アクセスもよく建物も美しく、レストランや買い物の施設も充実しているように感じられる。他人の芝生は青く見えるのか。東京という世界有数の都市にある空港として海外に比べると著しく劣ると言わざるを得ない。かくなる上期待できるのは羽田の拡張工事である。何とか羽田発の国際便の発着を増やし成田依存比率を下げるわけには行かないものだろうか。成田がオープンした後でも羽田には台湾の航空会社が発着していてサンフランシスコやハワイには羽田からいけて極めて便利だった。
成田は相対的にはその地位を下げざるを得ないだろう。反対派の運動でなかなか工事が進まなかったこともあるがそれ以上に致命的なのはやはり都心からのアクセスの悪さだ。長いフライトの後に1時間半近く電車やバスに乗せられるのはたまったものではない。